どんなに大変でも復習することに対して緩めることなく続けました。

杏林大学医学部合格 H・Oさん

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

大学生活はとにかく楽しいです。学習は決して簡単ではありませんが、友達と一緒に勉強したり、教え合ったりしながら、大変なことも前向きに楽しんで取り組んでいます。
カリキュラムで驚いたのは、基礎的な生物や物理の授業があるのは想像通りでしたが、週に一度ぐらいで臨床の先生が教室に来て、いろいろと現場での経験をお話ししてくださる授業があることです。それが結構モチベーションにつながります。お話の内容も勉強になるのですが、一番興味深かったのは、先生たちの個性がすごいことです。面白い先生もいれば、私たちを一人の医療従事者として真剣に見てくださる先生もいて、身が引き締まる時間になります。短い期間の中でも、「医学部生として学ぶことの大切さ」を強く実感できており、とてもよい緊張感を得ています。
大学では、吹奏楽部をメインに、他に二つの部活動にも掛け持ちで所属しています。一つは「ぬいぐるみ病院部」という活動です。小さなお子さんたちにぬいぐるみを使いながら、病院や医療を身近に感じてもらうことを目的としています。もう一つは「統合医療研究部」という統合医療系の部です。血圧測定や内視鏡体験、医療系映画の鑑賞など、さまざまな医療体験ができる活動です。部活動に参加することで先輩とも知り合うことができるため、可能な限り参加しています。大学には自習室も完備されていますが、学食も食事以外の時間に開放されており、よく利用しています。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

私は東京都地域枠で受験していたので、合格発表に加えて電話連絡もある形式でした。17時に電話がかかってくることはわかっていたので、ギリギリまで校舎で自学習をして、17時までに帰れるように校舎を出ました。そして17時15分ごろ、「合格おめでとうございます」という電話をいただきました。「ありがとうございます」と返したことだけははっきり覚えていますが、とても緊張していたので、それ以外のことはよく思い出せません。実感がわいてきたのは電話を切った後です。隣にいた母は涙ぐんでいたように見えました。合格できたことはもちろん嬉しかったのですが、「ようやく受験生活から解放される」という思いが込み上げてきて、心の底からほっとした瞬間でした。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

初めて富士学院を知ったのは高校2年生のときで、学院長が学校に講演に来てくださった際でした。その時はまだ入学のことは考えていませんでしたが、医学部受験に向けて本格的に考え始めた高校3年生の終盤、国公立大学の出願先でどうしようか悩んだときに、「学校の先生だけでなく、医学部受験に詳しいプロの方にも相談してみよう」と思い、いくつかの予備校に相談に行った中の一つが富士学院でした。
その後、浪人が決まって予備校探しをしている際にもう一度富士学院を訪れました。すると、1月に出願相談で来たときのことを覚えてくださっていて、それがとても嬉しかったことを今でも覚えています。また、少人数制の授業スタイルが自分に合っていると感じたこと、さらに校舎の雰囲気や学習環境を実際に見られたことで、「ここでなら1年間頑張れる」とイメージが持てたことが決め手となりました。

4. 入学時の決意を教えてください。

「この1年で必ず医学部に合格する」と強く決めて入学しました。開講式のときには、「化学の苦手をなくす」といったことを宣言したはずです。それは多分医学部合格のために必要なこととして自分で意識していたのだろうと思います。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

「とにかく継続してやり続けること」を意識して努力しました。私は朝型だったので、朝5時に起きて家で勉強を始め、7時半過ぎに学院へ行き、授業を受け、復習や課題に取り組み、20時頃に学院を出て帰宅するという生活を続けました。電車の中では、単語帳や復習ノートを見返して時間を無駄にしないようにしていました。医学部に合格できる学力が最初からあったわけではなかったので、自分としっかり向き合い、目の前の一歩を確実に積み重ねることが何より大切だと考えていました。
朝5時からの勉強では特に数学に取り組むことが多かったです。数学が好きだったことに加え、「午前中は思考系科目、夜は暗記系が向いている」と聞いたことがあり、それを実践していました。朝に思考する科目を勉強すると頭が活性化されて、1日の勉強効率も変わってくるため、私にとっては良かったです。また、朝の時間を使ってその日の計画を立てていました。学習計画表を活用しながら、やるべきことをリストアップし、それぞれにタイマーで時間を計測して記録していきました。時間を管理することで自分がどの作業にどれくらい時間を使っているかがわかり、時間への意識が高まりました。「今日はこれだけのことをやろう」と決め、すべて終わらなかった日には、翌日に必ず取り組むと決めており、それもまた継続力につながったと感じています。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

「やると決めたことを、最後までやり続けたこと」だと思います。私は、一度授業で理解できたことでも、時間が経つとできなくなってしまうことが非常に多いタイプだったので、その弱点を自覚したうえで徹底的に復習に時間をかけました。
復習は、「当日→1日後→1週間後→1ヶ月後」というサイクルを意識し、この流れを守ることで、忘れやすい自分でも定着できるのではないかと考えて取り組みました。
「合格するには復習あるのみ」という気持ちで、ひたすらやり続けました。大変なときもありましたが、音楽を聴きながら勉強に工夫を取り入れるなど、どんなに大変でも復習することに対して緩めることなく続けました。そして実際に効果を感じられたとき、「続けてきてよかった」と心から思いました。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

メンタル面のサポートもあり、友達もできて、本当に富士学院を選んでよかったと感じています。同じ目標に向かって頑張る「同志」に出会えたことも大きな支えでした。
ここまで私自身を成長させてくれたこと、そして富士学院で学べたことは、私自身にとってとてもいい環境でした。私のことを理解し、寄り添ってくれる先生方や教務の方々がいて、学習に集中できる環境と空気感を作ってくれたこと。また、共に励まし合える同志ができ、お互いを高め合える環境がある、そんな素晴らしいところだと思います。

8. どういう医師になりたいですか?

病院に来られる方は、必ず何かしらの不調や不安を抱えていると思います。だからこそ、医師との対話を通して、少しでも気持ちが楽になれるような存在になりたいと考えています。
今のところ、小児科か産婦人科を目指そうと考えています。辛い思いをするお母さんや、思うように子どもを授かれず悩む方など、さまざまな立場の方の味方になれる医師になりたいという思いがあるからです。「もし自分が患者だったら、どんな医師に診てもらいたいか」を考えると、診察室に入った瞬間に目を見て話してくれる医師がいいと思います。
たとえば、「おはようございます」と自然に声をかけてくれると、自分のことをちゃんと診ようとしてくれているのだなと私は感じるので、そうした“当たり前の思いやり”を大切にできる医師になりたいと思います。

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

試験本番では、「今ここにいる自分」を信じてください。先生方や家族、そしてこれまで頑張ってきた過去の自分自身は、絶対に味方だということを忘れないでください。大丈夫です。合格できます。応援しています。そして、あなたが後輩として入学してくれるのを待っています。