指針は先生方が示してくださるので、悩む必要はないと思います。

愛媛大学医学部医学科合格 H・M君

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

とても楽しいです。まだ一回生なので基礎医学を主に勉強しています。勉強に部活にサークルにバイトに、忙しくしています。
また私の大学では、一回生から研究室に配属されるので、研究にも勤しんでいます。部活ではソフトテニスをしています。中学、高校ともに文化部だったので、最初は不安だったのですが、意外と初心者の人も多く楽しく活動できています。今のところ、勉強ばかりでない大学生活を送っています。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

私の場合、二次試験が共通テストのみで合否が決まるので、ある程度勝算はあったのですが、パソコンで結果を見る時に手が震えていました。また、ページを開いた際に他の種類の推薦の番号が最初に表示されていたので、落ちてしまったのかと動揺しました。しかしよく見ると番号の形式が全然違っていて、よく確認したら番号があって安心したのを覚えています。
母も私と同じ間違いをしていて、お昼休みに動揺した声で電話がかかってきたのを覚えています。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

現役時代は共通テストに失敗してしまって、足切りに遭わないとにらんで香川大学を選んで出願したのですが、足切りに遭ってしまいました。また、香川大学しか出願していなかったので、その時点で浪人が決定しました。高校の同期よりも1ヶ月ほど早くその年の受験が終わってしまい、周りが勉強する中、自分は失意の底で勉強する気をなくし、惰性で生活するような日々を一週間ほど過ごしました。
その後、母が資料を取り寄せてくれて校舎見学に行きました。自習室がきちんとあり、もちろんその場にいた生徒さんは勉強に励んでいたのですが、それ以外の場所では先生と談笑する場面があるなど、過度に張り詰めた空気感ではなかったことが決め手で、富士学院へ入学しました。
私はどちらかというとメンタルが弱く、また張り詰めた空気感が苦手でした。また、中高と寮生活をしており、浪人生活は実家で過ごしたいと思っていたので、通学圏内にある予備校だったことも決め手の一つでした。

4. 入学時の決意を教えてください。

「一年で合格できなければ人生を終わりにする」と思い詰めて入学しました。私の高校の同期は現役で医学部に受かっている人も多く、強い劣等感を抱いていたので、今にして思えば悲壮感に満ちた決意をしていました。
しかし富士学院で勉強する中で、徐々に極端に悲観的な意識からきちんと勉強に向かうための前向きな気持ちへと変わっていきました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

体調管理を一番に考えていました。体調が悪いと集中力も続かず、ただページにある文字を目で追っているだけになってしまいがちでした。
体調管理をする上で、睡眠時間を確保すること、ある程度運動をすること、1日3食を必ず食べることに気をつけていました。ベッドに入っても眠るまでに時間がかかるので、他の生徒さんよりも帰るのは早かったかもしれません。運動に関しては、特に秋から授業の合間に外へ散歩に行くようにしていました。高校生の頃は1日3食食べている日の方が少なかったのですが、健康にも悪いのできちんと食べるようにしました。
また勉強面では、暗記科目はできるまで何度も反復しました。コピー機を何度も使わせていただいて、空所補充の問題ページを1日に1回はコピーしに行った覚えがあります。
さらに、模試に対する考え方を変えました。演習が必要な科目に関しては、毎回の模試の結果を振り返って次の模試に備えていましたが、暗記科目は「単なる知識の確認」と思うようにしました。これは「暗記科目に関しては受験シーズン前に集中的に取り組むことはできるが、演習が必要な科目はそうはいかない」という、覚悟をもって取り組んだことにもつながります。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

体調の管理を優先したことと、過去と比べないことだと思います。体調管理の重要性は先述したとおりです。過去と比べないというのは、「過去に見た高校の同期の結果と比べない」ということです。
なかなか模試で結果が出ず、焦りから心身の不調に陥った時期がありましたが、その後に面談と勉強をしていくなかで、「1年のうちの受験シーズンに心身と知識を最高の状態にできれば、それでいい」と思うようになり、最終的にそのようにできました。
結果、共通テストの模試では全体で8割に届いたことはありませんでしたが、本番では8割を超えました。もちろん易化した影響もある程度あったと思いましたが、そのような心持ちでやっていったことがよかったのではないかと思っています。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

楽しい学校のような予備校でした。模試の結果が芳しくない時や、知識をうまく覚えられない時、投げ出したくなるような時に面談をしてくださったおかげで、1年間勉強を続けられたのだと思います。
また自習室にロッカーがあり、毎日重い荷物を持って通学しなくてよかったのはとても嬉しかったです。
さらに、毎週の小論文の授業では、小論文の書き方を学べるだけでなく、日本の医療が直面するテーマを受験としてだけでなく、今後医療に関わっていく身として学ぶことができました。このおかげで自分が医療者となった時を具体的に想像し、モチベーションを保つことができました。

8. どういう医師になりたいですか?

小児科医になりたいと思っています。ただ病院にいるだけではなく、地域の人との交流や学校との連携を通して、小児の突然死を防いでいけるような体制を作っていける医師になりたいと思っています。
愛媛大学では一回生から研究室に配属されるのですが、私は小児循環器の研究室に配属されて、カテーテル手術の見学や小学校や中学校での救急シミュレーションに参加しています。医師としての知識や手技を身につけることはとても重要だと思います。ただそれだけでなく、地域住民全体の健康増進を医師は考えていく必要があり、その点において地域の方と接点を持っておくことは重要だと日々痛感しています。 

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

健康第一です。健康に過ごしつつ、ちょっとだけ無理して、ちょっとだけ息抜きもして、勉強し続ければ合格できると思います。指針は先生方が示してくださるので、悩む必要はないと思います。とても精神的にも負荷のかかる時期だと思いますが、音楽を聴いたり、体を動かしたり、教務の方に相談したりしてみるのもいいかもしれません。日々自分のメンテナンスをしつつ、諦めずに続けることが重要だと思っています。
医学部に合格するのがゴールではなく、合格してからがスタートです。健康でい続けてください。