常に質問ができ、その距離の近さと丁寧さは、富士学院の強みです。

島根大学医学部医学科合格 K・N君

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

今は後期が始まったところです。学年末には期末試験を含め大きな試験が二つ予定されています。時間割には比較的ゆとりがあります。火曜日には高校でいう体育にあたる「健康スポーツ」という授業があり、良いリフレッシュになっています。第二外国語は中国語を選択しました。島根は車社会なので、自動車免許を取りに行く学生も多いです。後期からは生物や化学の実習が始まり、先日マウスの解剖を行いました。再受験生も比較的多く、年齢に寛容で過ごしやすい環境です。5月からは近くのクリニックで医療事務のアルバイトを始めました。書類整理や内視鏡検査の見学などを通して、「こんな仕事をされているのか」と感じることも多く、医師以外の多職種が関わる医療現場全体を知るという意味でも、チーム医療の重要性を実感しており、とても良い経験をさせていただいています。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

本命の島根大学の合格発表は、富士学院の寮で確認しました。すでに私立の合格はいただいていましたが、前期試験を終え、後期の準備のために福岡校へ戻って勉強していました。発表当日の朝はいつもより早く目が覚め、午前10時に部屋で一人で確認すると、自分の番号がありました。最初は実感がありませんでしたが、家族や学院の職員の方に報告するうちに実感がこみ上げてきて、「本当に合格したんだ」と涙があふれました。「ようやく一区切りついた」と、ほっとするような感情が先に来たのを覚えています。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

富士学院に来る前は、鹿児島や大手の予備校で数学や英語の個別指導を受けており、その方針が自分に合っていると思っていました。しかし、他の科目に不安があり、「このまま1年続けて本当に合格できるのか」と迷いが生まれました。家族に相談し、いくつかの予備校を調べる中で富士学院を知り、説明を聞きに行きましたが、少人数クラスや個別指導、夜学習、一人ひとりに担当の先生がつく仕組みなどに魅力を感じました。大手の予備校では、たとえば数学だけでも3人ほどの講師が分野ごとに担当しており、添削をお願いしづらかったり、質問をしたくても「どの先生に聞けばいいのか」と迷ったりすることもありました。その点、富士学院では担当の先生が常に校舎にいて相談しやすく、安心して学べる環境が整っていたので、その環境の良さから入学を決めました。

4. 入学時の決意を教えてください。

受験を長く経験してきたこともあり、自分がどんな人間なのかを見つめ直す時間が増えていく中で、一年を通しどうしても波ができる傾向がありました。その波をなくし、「高いアベレージを保ちながら努力を積み重ね、最後にそれが点数に表れるように一年間頑張ろう」と決意しました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

入学後は、1週間の中で授業と夜の自学習時間を上手く組み合わせて過ごしました。食後や授業の合間なども活用しました。特に、土曜の週テストや模試が終わった後は「休みたい」と思うこともありましたが、「来週にはまた週テストや授業も始まるから勉強しなきゃね」と自分に言い聞かせ、できるだけ自習室に残って勉強を続けました。平日は22時まで勉強し、帰寮後は入浴や洗濯を済ませ、就寝前の1時間はリフレッシュに充てていました。
学習面では、特に苦手だった数学に力を入れました。次の授業で使用する課題を事前にいただき、1題につき20分から長くて1時間ほどかけて解答を作成しました。授業を受けた後、復習する際には予習した部分を重点的に見直すようにし、苦手な分野ほど復習に力を入れていました。後期からは国公立コースに入り先生も変わりましたが、どちらの先生にも大変お世話になりました。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

共通テストで得点できたことがまず一点です。もう一点は、島根大学の二次試験では英語・数学・面接が課されていましたが、英語と数学を直前まで先生方に丁寧に添削していただいたことです。英作文や和文英訳は島根大学で特に重要な分野だったので、先生と一緒に確認しながら、「これは10点満点中○点」「これは良い感じだね」といった形で細かく指導を受けました。数学では、後半の授業で約20題の添削プリントを解き終えた後、「もう少し出していただけませんか」とお願いして最終的に50題ほど取り組みました。二次試験では、添削のおかげで何とか合格点まで持っていくことができたと思います。共通テスト前には、国語の先生が休み時間などにも「今日の演習はどうだった?」と声をかけてくださり、自分の努力を見てもらえていると実感できたことも大きな励みになりました。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

生徒同士はもちろん、講師、教務、そして食堂の方々まで、距離がとても近い予備校だと感じます。初めて来たとき、6階に模試の上位成績者の名前が貼り出されているのを見て驚きましたが、決してネガティブな印象ではありませんでした。それをきっかけに「自分も頑張ろう」と思え、会話が生まれることもあり、人と人のつながりが強いところが良いと思いました。私はこれまで、積極的に人と関わり支え合うような空間を、自分からつくることがあまり得意ではありませんでした。しかし富士学院は周りの人たちが自然に関わり合いながら、その空間を埋めてくれるような環境だったので、本当にありがたかったです。浪人生活を振り返ると、努力が足りないことも要因ですが、人との関わりが薄く、メンタル面が安定していなかったことが、合格できなかった大きな要因でした。また数学一つとってみても、他の予備校のように単元ごとに複数の人が指導するのではなく、富士学院は最後まで一人の先生が指導してくださいます。講師の先生は常に校舎内にいらっしゃり、授業後や昼休みに「解いてみたけどここがわからないんです」「こういう解法でやろうと思ったのですが、なぜか解けないんです」といった質問をいつでも持っていくことができました。すると先生はすぐに対応してくださり、その丁寧さと距離の近さに驚きました。複数の予備校を経験した自分だからこそ分かる、富士学院ならではの大きな強みだと思います。

8. どういう医師になりたいですか?

私は地域医療に携わりたいと強く思っています。地元島根県は過疎地域にあたるので、「あの病院にはあの先生がいるから大丈夫」と地域の方々に頼られる医師になることがまず一点です。また、自身が患者として医師の説明を受けた際、内容がよく理解できなかったり、「本当に自分の気持ちをわかってくれているのかな」と不安を感じたりした経験があります。その経験から患者さんの心に寄り添い、安心を与えられる医師になりたいと思うようになりました。そのために、医学部6年間、研修医、そして医師になってからも学び続け、知識と技術を患者さんのために追求し続けられる医師を目指していきたいと思います。 

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

昨年まで同じような状況にいた人間がアドバイスするのは少し気恥ずかしいですが、一つでも参考になれば幸いです。休日もきちんと勉強しつつ、休む時はしっかり休む。決して悪い方向に流されず、良いところは全て吸収して、人とのつながりを大切にした方が、結果的に自分も楽になります。最初のうちに「自分に合った学習バランス」を見つけ、日曜日も含め一年間継続的に校舎に通うことが大切です。部屋で勉強しようと思っても、なかなか一人では続けられないものです。必ず校舎に行き、自分をしっかり囲うような形を自らつくり、一年を進めていけば結果は必ずついてくると思います。