各教科の先生方が、私がその時やるべきことを常に提示し明確化してくれました。
奈良県立医科大学医学部医学科合格 K・Uさん
インタビュー interview
1. 大学生活について教えてください。
奈良県立医科大学は令和7(2025)年に創立80周年を迎え、今年の4月に新キャンパスが開校しました。1年生は全員、畝傍山新キャンパスで勉強しています。新キャンパスは近鉄大和八木駅から歩いて30分くらいかかるので、ほとんどの人が自転車で通っています。2年生からは大学病院のある本学で学びます。大学附属病院も新たに整備されていきますので、「頑張らないといけない」と感じています。さらに近鉄橿原線に新駅が計画されており、利便性も大きく向上するなど将来が楽しみです。
大学に入学する前までは、「医学部は勉強漬けなのかな」と考えていたのですが、部活や友人と遊ぶための自由な時間はたくさんあると感じました。硬式テニス部に入部したのですが、部活の先輩方もある程度自由な時間を確保していました。ただ勉強する時は新しい図書館で熱心に勉強されています。私も先輩を見習って時々利用しています。授業に関して、1年生は一般教養の授業が中心なのですが、「次世代医療人育成論」という夏休みに行われた授業では、患者さんとのコミュニケーションの取り方を実践に近い形で学ぶことができ、とても興味深く感じました。実際の医療現場での看取りの映像や、診療の映像などから、患者さんへのより良い声の掛け方などを学ぶことができました。後期では、病院での早期医療体験実習があるので、実際の医療現場を見られることを楽しみにしています。
2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。
私は推薦で合格したのですが、学科試験で手応えがあまりありませんでした。「絶対に落ちた」と思いつつ、合格発表の時間の前からスマホを手に発表を待っていました。自分の番号を見た時は信じられなくて、何度も何度も番号を確認しました。それでも心配で教務の方に伝えに行きました。私立で合格はもらっていたので、後がない状況ではなかったのですが、国立前期に向けての勉強をしていたため、受験が終わったという安堵感と、親への負担をなくせるという安心感を抱いたことを覚えています。
3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。
1浪目の時は、大手予備校の医学部専門校舎に通っていました。最初の頃はもちろん頑張っていましたが、夏頃から授業についていけず、模試の結果も振るわなかったこともあり、モチベーションが落ちて勉強に熱が入らなくなっていきました。予備校からはあまり干渉されないのを良いことに、9月以降は予備校に通わない日の方が多くなり、そのまま受験期を終えました。その時の私は、「もう医学部なんて無理だ」と目標も見失って部屋に引きこもっていました。
でも母親から、「あなたがやりたいのなら、後悔しないようにもう一年だけ頑張ろう」と背中を押してもらいました。あのままだったら全く別の道を今頃歩んでいたと思うと、本当に親には感謝しています。その時期に、母が富士学院を見つけてきて一緒に見学に行きました。それでも踏み出せず悩んでいました。「また同じようになるのでは」と、前に進む自信が持てなかったのです。
その後、高校の先輩が富士学院卒業生だと聞き、高校の先生から直接先輩に連絡を取ってもらい、どのような予備校かを聞いたことで、「自分が頑張れる環境が整っている」と思い、入学を決めました。
4. 入学時の決意を教えてください。
大手予備校と比べて、医専の学費が高いこともあり両親も悩んでいました。最初は母親が探してきたのですが、最後は「富士で頑張りたい」と私から両親にお願いしました。両親への学費に関する負担から、「絶対にこの一年を無駄にしない」と覚悟を決めて入学しました。その覚悟の証として、両親との取り決めを入学時に紙に書き、一年間、自宅のダイニングテーブルの見えるところに貼っていました。
5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。
両親への決意書にも書いたのですが、「毎日富士に休まず行く。行って宿題・予習・復習をやり抜く」ことだけを考えていました。大手予備校にはなかった週テストがあったので、そのテストで低い点数を取りたくないという思いで、その週に習ったことを復習していました。昨年の予備校と違い少人数だったので、先生との距離も近く、自習時間にも質問に行っていました。クラスの友人の存在も大きかったです。分からない問題に一緒に取り組んだり、教務の方に相談したりと、朝の遅刻はたまにしましたけど、閉館時間まで勉強していました。
そのおかげで、基礎的な部分を知らず知らずのうちに固めることができていったと思います。
6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?
毎日朝から夜まで勉強できたということが、一番の要因だと思います。各教科の先生方が、私がその時やるべきことを常に提示してくれていたおかげです。勉強すべきことが明確化され、常にやるべきことに追われる環境があったことで、勉強のモチベーションを保っていました。また、少しでも分からないことがあれば友人や先生方にすぐに質問ができたので、授業に遅れずについていけたことも一因ですが、何よりも「ご飯をしっかり食べなさい」しか言わないけれど、三者面談には二人で必ず参加する両親――そんな両親が、私を信じて応援してくれていたことが、頑張れた要因だと思います。
7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?
私にとって富士学院は、自分を支えてくれた場所だと思います。共通テスト直前から私はずっと「もう無理だー」と弱音を吐き続けていましたが、その都度先生や教務の方々が、「君なら絶対大丈夫、頑張ってるから」と声をかけてくださって、本当に心の支えになっていました。
また先生や教務の方々とは、勉強に関してだけでなく雑談もできて、友人たちと一緒に職員室に行っては笑い合うこともありました。その時間がとても良い息抜きの時間にもなっていました。富士学院での浪人生活は、受験期という苦しい時期であったのに、振り返るととても楽しい一年だったと思います。
8. どういう医師になりたいですか?
私は将来、地域医療に貢献する医師になりたいと思っています。私の現在志望する診療科が総合診療科であることにも関係しますが、患者さんの不安を取り除くことを意識して診療でき、病気だけでなく患者さんの生活や社会的なことも考慮しながら、患者さんに寄り添うことができる医師になりたいです。そして、患者さんや地域の方々に信頼していただける医師になって、地域を支えていきたいと考えています。
9. 後輩達にアドバイスをお願いします!
受験は長くてしんどいと感じることも多いですが、決して一人ではありません。つらいときは先生や仲間に頼ってください。また、成績がなかなか上がらなくても、「医師になりたい」という気持ちを思い出して、諦めないで頑張ってほしいです。この気持ちを忘れずにいれば、日々の積み重ねが必ず力になって結果に表れます。そして、モチベーションを保つためには息抜きも大切です。メリハリを大事にして頑張ってください。
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