校舎に来ると気持ちのどこかでスイッチが入り、「やるぞ」と前向きになれました。

帝京大学医学部合格 N・Yさん

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

午前中は座学、午後は解剖実習などがあり、解剖学習は毎日あります。それ以外では、組織学実習として顕微鏡を用い、組織を観察してスケッチを行うなどしています。解剖実習は、他大学では2年次で行うのですが、帝京大学では1年次の後期から始まるため、医学の勉強に早い段階で触れられます。一般教養科目はほとんどなくて、数学もなく、言語学などもすべて医療系の内容に関連しているので、全体的に専門的な内容を学んでいる感じです。
部活動は2つ掛け持ちしているので、夕方まで授業を受けた後、そのまま部活に参加しています。夜9時ごろまでいることもよくあります。部活終わりに、みんなでご飯を食べに行くなどして、楽しく過ごしています。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

合格発表の時は学校にいて、「そろそろ発表の時間だな」と思いながら授業を受けていました。見たいと思いましたが怖くてずっと見られなくて、学校のパソコンで見ようとしたんですけど、開けられなくて。本当は学校内でスマホを使ってはいけないのですが、そのときだけ隠れてスマホで合格発表を見ようとしたら、父から「おめでとう」とLINEが来ていて知りました。その時はちょうど高校生活最後の授業が終わるタイミングで、テストだけが残っている状態でした。「合格したんだ」という気持ちと、「授業が終わったんだ」という気持ちが同時に押し寄せてきて、合格した実感はほとんどありませんでした。
最初は信じられませんでしたが、すぐに担任の先生に報告したところ、非常に喜んでくれていたので、「本当に受かったんだ」とそこで少し実感しました。その後、学院に行って「合格した」と伝えたら、先生が転びそうなくらい驚いて喜んでくださり、その瞬間にやっと「本当に受かったんだ」と心から実感しました。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

富士学院を知ったきっかけは、校内で行われたセミナーでした。そのときに聞いた学院長のお話がとても心に響いて、感動しました。「医学部受験に本気で向き合ってくれる場所なんだ」「こういう思いを持っている塾っていいな」と感じ、まずは話だけでも聞いてみようと思い、校舎に行きました。それまでにもいくつかの塾を転々としていて、その時点では入学するつもりはまったくなかったのですが、面談でのお話の内容や校舎の雰囲気もとても良くて、帰る頃には「ここで頑張ろう」と入学を決めていました。

4. 入学時の決意を教えてください。

富士学院の浪人生がみんな集中している姿を見て、「この先輩たちに追いつきたい」と思いました。これまで通っていた塾や学校と違って、全員が医学部合格を目指して本気で勉強していて、「こんなにも勉強している人たちが集まっているんだ」と、自習室に入った瞬間に感じました。学校にいるだけではまったくわからなかった世界がそこにはあり、「この場所で自分もたくさん勉強したい」と思うようになっていました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

広くてきれいで、勉強しやすい環境だったので、入学してから放課後は毎日、富士学院に来ていました。校舎に来ると気持ちのどこかでスイッチが入り、「やるぞ」と前向きになれました。
勉強面では、自分の手帳に学習計画をきっちり書いて、その週にやること、その日にやること、目標時間とやった時間を全部分けて細かく書きました。バランスよくやるように意識していて、「1日に全教科を学習する」ことを目標としていました。苦手な科目は時間を多めに取るようにし、短くなってしまったときは翌日に少し多めに取り組むようにしました。あと先生から出された課題はきちんとこなして、わからないところは質問しました。とにかく自分の頭で理解しようと心掛けました。この姿勢は今の勉強にも生かされていますね。面接練習も頑張りました。特に推薦の出願が決まってからは、勉強の合間を見つけては教務の方に何度も練習してもらっていました。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

一般受験を主に考えていたので、入試日程などをすべて組んでもらいました。普段の授業でも、「この傾向は出やすい」「この問題は何年の何大学で出題された」など、具体的な情報を毎回教えてくださり、医学部受験を知り尽くした教務の方や先生方がいたからこそ、常に高いモチベーションを保つことができました。また校内選考で、希望大学の学校推薦型選抜への推薦が出せなかった際には、自分では考えもしなかった出願先の提案や受験校の選定をしていただきました。それに向けてしっかりと準備をサポートしてもらえたことが、合格につながった要因だと思います。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

自分のやる気を引き出してくれる予備校でした。「やりなさい、やりなさい」と押し付けるような感じではなく、そっと支えてくれて、自分がやりたいと思ったときに能動的に動けるように導いてくれる、そんな環境でした。授業も一方的に進められて課題を与えられるのではなく、個人に合わせた内容で進めてくださったので、学習面だけでなく、それ以外の面でも本当に自分に合っていたと思います。
これまでいろいろな塾に通いましたが、相談するなどはもちろん、何もできなかったし、「教務の人と喋ったことがあったかな?」といった感じでした。自習室も全然使ったことがありませんでしたし、行きたいとも思いませんでした。とりあえず、授業だけ受けて帰るような日々でした。しかし、富士学院は「行きたくなる場所」でした。夏休みは毎日通い、自習室にお気に入りの席があって、朝一番で登校してその席を確保していましたが、使えない日があると悔しくて、「明日はもっと早く行こう」と密かに思っていました。
本当は学校に行かずに、ずっと富士学院で勉強していたいと思っていたぐらいです。自宅や学校よりも学院にいる時間の方が圧倒的に長く、家は寝るだけの場所。それぐらいの密度をここで過ごした感じです。

8. どういう医師になりたいですか?

患者さんに寄り添った診察ができる臨床医になりたいと思っています。病気だけを見て「この診断です」「この薬を出します」という対応ではなく、その人の生活背景や仕事の状況なども踏まえて、患者さん一人ひとりに寄り添えるような医療を提供したいと考えています。 

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

私は「現役で受かりたいけれど、絶対に合格はできないだろう」と思っていました。それでも、現役のうちにできる限り勉強を進めておきたいと思い、学習を続けていました。途中で「このやり方で合っているのかな」「ちゃんと前に進めているのかな」と不安はありました。しかし、やり続けていれば確実に前には進んでいますし、ゴールに少しずつ近づいていると思います。コツコツと諦めずに勉強を続けてほしいです。
あと現役生には「部活は最後までやりきった方がいい」と伝えたいです。私も最後まで部活を続けていて、本当に大変でしたが、「最後までやり遂げた」という達成感があったからこそ、勉強でも達成感を感じられたり、「少し大変でも成功体験を得たい」と考えたりすることができました。特に面接では部活のことをたくさん話しました。だから、自分が続けていることや熱中していることは、途中で辞めずに続けてほしいと思います。